昭和33年卒 『哲学の道』散策

昭和33年卒のみなさんの同期会の報告です。


昭和33年度卒業生 同窓会
小雨煙る新緑の京
『哲学の道』散策

 昭和33年度卒業の同窓生16人が5月15日、京・東山の南禅寺から銀閣寺まで、「哲学の道」約2キロを散策しました。
 参加者は女性10人、男性6人。大阪、京都、滋賀、奈良をはじめ、福山からも女性3人が新幹線で駆けつけました。

■琵琶湖疏水の予習も

 午前11時、南禅寺三門下に集合。盗賊・石川五右衛門が楼上の欄干から京の街を見おろし「絶景かな」と見得を切る歌舞伎の名場面でおなじみの門です。
 あいにくの小雨模様。幹事の千葉堅次クンは「小生、札付きの雨男。申しわけありません」
 ツアーのスタートは南禅寺近くの「琵琶湖疏水記念館」。ここで、「哲学の道」沿いに流れる琵琶湖疏水の予備知識を仕入れました。
 全員が誠之館時代の生真面目さで、熱心に予習をしていました。

■湯豆腐と出版記念会

 昼食は、湯豆腐の老舗「奥丹」。新緑が映える東山をすだれ越しに眺めながら、京名物の湯豆腐や味噌田楽、ゴマ豆腐を賞味しました。
 雨で客はふだんより少ない。

 「お店の人から『ゆっくりお過ごしやす』といわれています。時間を気にせず、思い出をじっくり語り合いましょう」
 「たっぷり時間が取れたのは雨男のおかげ」と言わんばかり。湯豆腐の鍋をつつきながら、全員がたっぷり近況を語り合いました。
 実はこんどのツアーにはちょっとした仕掛けがありました。

 文集『私の誠之館―孫たちに読み聞かせたい青春日記』の「出版記念会」でもあったのです。親友や恩師、クラブ活動、記念祭、修学旅行などの思い出を書き綴り、小冊子にまとめました。
 《一生の友を得る機会を与えてもらった。誠之館よ、永遠なれ!》といった賛歌があるかと思えば、《ファーストキス》と題し「孫に読み聞かせるにはちょっとアブない」赤裸々な体験談もあります。
 昼食後は、境内にある水路閣を見物しました。古代ローマの水道橋をモデルに築かれたレンガづくりのアーチ橋です。

 急な石段を登り、橋上の水路を疏水の澄んだ水が勢いよく流れるさまを見て、思わず歓声をあげました。
 水路閣の下で記念撮影をしました。ここはロケの背景にも使われる観光スポットで、和服姿の女性モデルの撮影中でした。図々しくもそのモデルさんに頼んでシャッターを押してもらいました。

■雨に濡れた石畳の風情

 「哲学の道」の沿道にはモミジの名所の永観堂や法然院などの名刹が並んでいます。
 「雨の風情もまた格別」と負け惜しみを言いながら、雨に濡れた石畳の道を慎重に歩きました。
 おしゃべりに夢中なのか、西田幾多郎ばりに思索に耽っているのか、とにかくのろい足取り。
 それでも、ゴールの銀閣寺前では、まだ歩き足りない様子で、「また来年もツアーをやりましょう。幹事さんよろしく」
 千葉クンがつぶやきました。
 「そのうち介護人付きの車いすツアーでも企画するか…」

  (佐藤 孝仁)

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